ウィッグは手軽に印象を変えられる便利なアイテムですが、自然に見せて快適に着用するには、正しい方法で装着することが大切です。この記事では、ウィッグの正しい付け方を、初心者の方にもわかりやすいステップでご紹介します。
正しくウィッグを着けることが大切な理由
ウィッグを正しく装着しないと、見た目だけでなく着け心地にも影響が出ます。
間違った付け方によって起こりやすいトラブルには、次のようなものがあります。
- ずれやすくなる
- 摩擦や圧迫による頭皮への負担
- 生え際が不自然に見える
- 全体のシルエットが不自然になる
一方で、正しく着けることで次のようなメリットがあります。
- しっかり安定して快適に着用できる
- 生え際が自然に見えやすい
- 長時間でも心地よく過ごしやすい
医療用でもファッション用でも、ウィッグ選びと同じくらい、正しい着け方を知っておくことは大切です。
Step 1: 地毛の準備をする
ウィッグをきれいに着けるには、まず地毛をできるだけ平らに整えて、内側にきちんと収めることが大切です。これは見た目だけでなく、装着時の快適さにも関わります。
ウィッグキャップは使ったほうがいいですか?
はい。特に次のような場合にはおすすめです。
- 髪が長い、または量が多い
- 地毛を摩擦から守りたい
- ウィッグの下をなめらかに整えたい
ウィッグキャップは、ウィッグを安定させ、ずれを抑え、頭皮とウィッグの間に通気性のある層を作ってくれます。素材にはナイロンのほか、メッシュやバンブー系など、通気性に配慮したものもあります。
ウィッグの下で髪を平らに整える方法

髪が平らにまとまっているほど、ウィッグは自然に頭になじみやすくなります。
ショートヘアの場合:
髪を後ろへとかし、スタイリングジェルやウィッグキャップで押さえます。少量のポマードを使うと、浮きやすい毛を落ち着かせやすくなります。
ミディアム〜ロングヘアの場合:
髪を編む、またはねじって頭に沿わせるようにまとめます。よく使われる方法は次のとおりです。
- 2本のフレンチブレイドを作り、頭頂部に沿ってピンで留める
- 低い位置で結んだ髪を平らなお団子にまとめる
- 頭全体に均等にピンカールを作る
髪を1か所にまとめすぎると、ウィッグの下に膨らみができ、不自然な形になりやすいので避けましょう。
Step 2: 自分に合うウィッグを選び、ぴったりフィットさせる
ウィッグの種類とサイズ選びはとても重要です。きつすぎるウィッグは頭痛の原因になり、髪の生え際に負担をかけることもあります。逆にゆるすぎると、ずれたり動いたりしやすくなります。
ウィッグのために頭のサイズを測る方法

やわらかいメジャーを使って、次のポイントを測りましょう。
- 頭囲
- 額の生え際から襟足までの長さ
- こめかみからこめかみまでの長さ
測定が終わったら、メーカーのサイズ表を確認し、petite、average、large など自分に合うサイズを選びます。
使うウィッグの種類

Lace Front Wig:
自然な生え際を作りやすく、髪を後ろに流すスタイルにも向いています。
Full Cap Wig:
全体をしっかりカバーし、ボリュームも出しやすいタイプです。広範囲をカバーしたい方に向いています。
Wig Topper:
頭頂部や分け目付近をカバーしたい場合に便利です。
多くのウィッグには、内側にアジャスター、コーム、クリップなどが付いており、より安定して装着しやすくなっています。
Step 3: ウィッグの正しい付け方

地毛の準備とウィッグのサイズ確認ができたら、いよいよ装着です。
ウィッグキャップをしっかり固定する
ウィッグキャップは、地毛をきちんと覆い、生え際の位置に自然に沿うように着けましょう。これによって土台が平らになり、ウィッグのずれを防ぎやすくなります。
キャップを使わない場合は、ジェルやヘアスプレーで髪を後ろへなでつけ、できるだけフラットな土台を作っておきます。
ウィッグを正しく着ける手順
- ウィッグの内側を確認し、襟足側を持ちます。
- ウィッグの前側を額に当て、自分の生え際に合わせます。
- そのまま後ろ側を頭全体にかぶせるように引き下ろします。
- 内側のコーム、アジャスター、クリップなどで固定します。
- 耳の横にある ear tab を左右対称になるよう整えます。
ウィッグをしっかり固定する方法
- ウィッグ用接着剤(グルー・テープ):Lace Front Wig を長時間着けたいときに向いています。
- Wig Grip:ウィッグの下に着けるやわらかいバンドで、接着剤なしでも安定感を高めやすいです。
- クリップ・コーム:多くのウィッグに内蔵されており、着脱が簡単です。
- Vacuum または Silicone Base Wig:髪がほとんどない方や、より高い固定力を求める方に向いています。
頭皮の状態や着用時間に合わせて、自分に合う方法を選びましょう。
Step 4: 自然に見せるためになじませてスタイリングする

ウィッグを固定した後は、より自然に見せるための仕上げが大切です。
レースをカットする(Lace Front Wig の場合)
新しい Lace Front Wig には、余分なレースが付いていることがあります。先の細い小さめのハサミを使い、生え際に沿って少しずつカットしましょう。一気に切りすぎないことが大切です。
生え際になじませる方法
- コンシーラーとメイクブラシを使って、レースを肌色になじませる
- baby hair や edge を軽く整えて前髪まわりをやわらかく見せる
- 必要に応じて地毛を少しだけ出してなじませる
- 軽めのホールドスプレーで浮き毛を整える
避けたいよくあるミス
- サイズが合っていないウィッグを使う
- 接着剤をつけすぎる
- ウィッグの下の地毛ケアを怠る
- レースを切らずにそのまま使う
最初に丁寧に整えておくことで、トラブルを防ぎやすくなり、ウィッグ自体も長持ちしやすくなります。
ウィッグのお手入れとメンテナンスのコツ

ウィッグを正しくお手入れすることで、清潔さを保ちやすくなり、寿命も延ばしやすくなります。
洗浄の基本:
- 7〜10回着用したら、sulfate-free shampoo で洗う
- 水は冷水またはぬるま湯を使い、熱いお湯は避ける
- タオルでやさしく水気を取り、ウィッグスタンドで自然乾燥させる
スタイリングのコツ:
- 人工毛ウィッグは、heat-friendly でない限り熱を避ける
- 人毛ウィッグには leave-in conditioner や wig spray を使う
- Wide-tooth comb やウィッグブラシでやさしくとかす
保管のポイント:
- 形崩れを防ぐため、ウィッグスタンドに置いて保管する
- 直射日光や湿気を避ける
ウィッグの付け方に関するFAQ
初心者はどうやってウィッグを着ければいいですか?
まずウィッグキャップで地毛を押さえ、ウィッグを生え際に合わせてかぶせます。その後、アジャスターや接着方法で固定し、自然になじむよう整えましょう。
ウィッグキャップは必ず必要ですか?
必須ではありませんが、地毛をまとめて平らにしやすく、土台が安定するため、多くの方にとって使いやすいアイテムです。
ウィッグが動かないようにするにはどうすればいいですか?
Wig Grip、テープ、アジャスター付きバンドなどを使うと、1日中ずれにくくなります。
ウィッグは必ずグルーで固定しないといけませんか?
いいえ。グルーを使わなくても、ゴムバンド、クリップ、Wig Grip などでしっかり固定できる場合があります。
ウィッグを正しく着けるいちばんよい方法は何ですか?
サイズの合うウィッグを選び、生え際に正しく合わせて、テープ、コーム、ストラップなどで安定させることです。自然に見せたい場合は、仕上げのなじませも大切です。
より自然に仕上げるには、自分に合ったサイズのウィッグを選び、生え際にきちんと合わせて固定しましょう。Lace Front Wig の場合は、余分なレースを整え、コンシーラーなどで肌になじませると、さらに自然に見えやすくなります。
ウィッグの正しい付け方を身につけることで、見た目の自然さだけでなく、快適さや安心感も大きく変わります。自分に合うウィッグをお探しなら、ATM Wigs のコレクションをぜひチェックしてみてください。

